九州大学 生体防御医学研究所

私は学部生の頃にいくつか研究室を見学しましたが、その中で特に中山教授の研究に対する熱意に惹かれ分子医科学分野を選択しました。大学院生として５年間過ごして私が感じた生医研の魅力は、毎年開催される生医研リトリートにあると思います。リトリートでは自身の研究発表やそれに対する質疑応答の場で研究に対する姿勢・意欲を存分にアピールし、評価してもらうことができます。また普段はなかなかお会いすることのない他の研究室の教授やスタッフの方とも膝を突き合わせてお話しすることができ、そこで広まったコミュニティーは今後の研究人生の財産になると感じています。自身のやる気が続く限り成長できる環境が生医研には揃っていますので、今より更にステップアップしたい方は是非生医研で大学院生生活を過ごしてみてください。

私は、バイオインフォマティクスの手法を用いた生命科学研究に興味があり、九州大学システム生命科学府に進学しました。情報生物学分野では、ゲノム解析を通し遺伝子発現を制御する機構やその進化について研究しており、がんの進化経路やスプライシング制御機構の解明などのテーマに取組んでいます。当研究室は、独自の計算サーバなどの高性能な研究設備を有しており、高度な研究を行うことができます。生医研は、リトリートや国際シンポジウムなどを通して様々な分野間の交流が盛んで、世界的にも最先端の研究に触れることができる刺激的な環境です。また、研究室を超えて学生間の繋がりも充実しています。