第785回 生医研セミナー(多階層生体防御システム研究拠点)

下記の通り、胡桃坂 仁志 先生によるセミナーを開催致します。

2017年のノーベル化学賞を受賞したクライオ電子顕微鏡解析法は、新しい分子構造解析法として急速に構造生物学の世界を変えつつあります。胡桃坂先生らのグループは、X線結晶構造解析やクライオ電子顕微鏡解析を用いて、クロマチンの構造を原子分解能で解明し、世界のトップラボとして広く認知されています。2011年には、セントロメア領域に特異的なヌクレオソーム(CENP-Aヌクレオソーム)の構造解析に成功し(Nature 2011)、2017年には、古典的なヒストン8量体が二つ融合して2つのヒストンがとれたヒストン14量体(オーバーラッピングダイヌクレオソーム)の存在を実証しました(Science 2017)。2018年には、転写反応中のRNAポリメラーゼII-ヌクレオソーム複合体の立体構造を明らかにされました(Science 2018)。日本の若手研究者の中でも白眉の存在で、とてもアグレッシブな素晴らしいサイエンティストです。構造生物学の最前線を知るにはもってこいの機会です。皆様奮ってご参加下さい。

演題 / Title

エピジェネティクスを制御するクロマチンの構造基盤

演者 / Speaker

胡桃坂 仁志 先生
東京大学定量生命科学研究所・教授

日時 / Date

2019年1月11日(金) Jan. 11(Fri), 2019
17:00~18:30

場所 / Venue

病院キャンパス 生体防御医学研究所 本館1階 会議室
以下の地図の31番です。
(http://www.kyushu-u.ac.jp/f/33951/2018hospital_2.pdf)

Seminar Room, 1F, Main Building, Medical Institute of Bioregulation, Hospital Campus
No.31 on the following linked map.
(http://www.kyushu-u.ac.jp/f/33952/2018hospital_2-en.pdf)

参考論文 / References

  1. Kujirai T, Ehara H, Fujino Y, Shirouzu M, Sekine S, Kurumizaka H.
    Structural basis of the nucleosome transition during RNA polymerase II passage.
    Science, 2018 Nov 2;362(6414):595-8.

  2. Kato D, Osakabe A, Arimura Y, Mizukami Y, Horikoshi N, Saikusa K, Akashi S, Nishimura Y, Park SY, Nogami J, Maehara K, Ohkawa Y, Matsumoto A, Kono H, Inoue R, Sugiyama M, Kurumizaka H
    Crystal structure of the overlapping dinucleosome composed of hexasome and octasome.
    Science, 2017 Apr 14;356(6334):205-8.

  3. Tachiwana H, Kagawa W, Shiga T, Osakabe A, Miya Y, Saito K, Hayashi-Takanaka Y, Oda T, Sato M, Park S, Hiroshi Kimura, Kurumizaka H.
    Crystal structure of the human centromeric nucleosome containing CENP-A.
    Nature, 2011 July 10; 476(7359):232-5.

連絡先 / Contact

生体防御医学研究所 分子医科学分野
中山 敬一
092(642)6815