平成20年8月9日(土)、10日(日)

毎年開催される生医研のリトリートでは、自然に囲まれた宿泊施設で、お互いが行っている研究について、日頃の研究室の枠を取り払い、同じ生命科学,医学研究でも異なった切り口で取り組んでいる研究者同士が打ち解けた議論や、建設的な批判をし合う絶好の機会が提供されます。今回で11回目を迎えましたリトリートはグロ―バルCOE若手研究者発表会と共催で、阿蘇いこいの村に会場を移して開催しました。

グローバルCOEプログラムは、我が国の大学院の教育研究機能を一層充実・強化し、世界最高水準の研究基盤の下で世界をリードする創造的な人材育成を図るため、国際的に卓越した教育研究拠点の形成を重点的に支援し、もって、国際競争力のある大学づくりを推進することを目的とする事業です。21世紀COEおよびグローバルCOEプログラムが始まるはるか前から生医研がCOEプログラム活動をおこなってきたことがグローバルCOEに継承されることは光栄であります。

今年も200名近くの研究者が参加し、22の口演と56のポスター発表が行われ,ベスト口演賞とポスター賞を選出しました。口演の部では活発な質疑応答が展開され、またポスターの部では深夜までビールを片手に議論に花を咲かせました。

ベスト口演賞とポスター賞は以下の通りです。
最優秀口演賞
松本有樹修(分子発現制御学)

優秀口演賞
磯田道孝(理学研究院発生生物学)
 市山健司(免疫制御学)
 後藤和人(免疫遺伝学)

最優秀ポスター賞
 早瀬純也(医学研究院生化学)

優秀ポスター賞
 川村しのぶ(細胞統御システム)
 松崎芙美子(分子発現制御学)

リトリート2日目の恒例のスポーツ交流のソフトボール大会(所長杯)は、今回は会場の都合でテニス大会に変更いたしました。所長杯は中山敬一(分子発現制御学)・奥本寛治(理学研究院代謝生理学)ペアです。


なお、運営にあたって、ご尽力いただいた「阿蘇いこいの村」のスタッフの方々にこの場をかりて御礼申し上げます。

所長  吉開 泰信


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