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 2017.3.24
    更新


 生体防御の仕組み
−innate immunity から Adaptive immunity の橋渡しをするPrimitive immunity−

病原微生物の侵入に対する感染防御機構は、感染後数時間以内に働くあらかじめ備わった自然免疫(innate immunity)、と感染数日後から働く適応免疫(adaptive immunity)に分類される。

自然免疫を担う細胞性因子として、上皮系細胞やマクロファージなどがある。上皮細胞は機械的バリアーとしてのみならず、サイトカインの産生で自然免疫に関わる。マクロファージはToll-like recepter(TLR)をはじめ多数の表面レセプターによって、微生物を認識し、迅速に貪食、排除を行うとともに炎症性サイトカインを産生する。
感染数時間後に誘導される応答を早期誘導反応(primitive response)とよぶ。早期誘導反応にはナチュラルキラー(NK)細胞、γδ型T細胞レセプター(TCR)T細胞、NK陽性T(NKT)細胞、上皮間Tリンパ球、CD5陽性B細胞、などが関与する。

適応免疫の中心的役割を担うヘルパーTリンパ球(Th細胞)はTh0、Th1、Th2、Th3細胞さらにTr1細胞に細分類される。Th1細胞はおもにγIFNを産生することによってマクロファージの活性化、キラーT細胞の分化を誘導する。一方、Th2細胞はIL−4、IL−5、ILー6を産生して、B細胞を抗体産生細胞へと分化させる。Th3細胞とTr1細胞はそれぞれTGFーβとIL-10を産生することによって、免疫制御に働くと考えられている。